2022年3月上映
映画 ザ・バットマンの吹替版を見ました。
吹替キャストが櫻井孝宏さんと石田彰さんだから、という理由だけで行きました。
映画館へ出掛けるに値する、素晴らしいキャスティングだと思います!
バットマンシリーズは何十年前の初期作品を何本か見た程度で(すでにあまり覚えてない)最近の作品は全く見てません・・・。
悪役がジャクニコルソンとかトミーリージョーンズとか無駄に大物で、逆にバットマンは寡黙な(というか影が薄い)イメージでした。
今回の新作をみて、バットマンってこんなにしゃべるのね、というくらいセリフ量(独白を含めて)が多くて、ちょっと意外でした。
おかげで櫻井さんの声を存分に堪能できましたよ(*´∀`)ウレシイ
改めてですけど、本当に櫻井さんの声は素敵です。持って生まれた声の良さはもちろんですが、やっぱり演技が上手い・・・。
幼くして両親を失くしたブルース(バットマン)の孤独や苦しさが声に乗ってるというか、どこか陰があるけど、それでいて荒れていない。
櫻井さんの声には上品さが滲んでます。
ブルースの隠しきれない育ちの良さが、櫻井さんの声から感じられるんです。
劇中歌として、ニルヴァーナの「Something In The Way」が使われていまして、カートの歌声に櫻井さんの声がのるシーンがあるんですけど、のけぞりました、映画館で。
なんて合うでしょうか!?
カートの気だるさが乗った歌声と櫻井さんの陰りがある声、、ぴったり。
この吹替版、円盤化されたら絶対買います。
ヘッドフォンで聞きたい・・・。
この映画自体がグランジっぽいというか、監督も意識して作っているようですね。
カートは遺書に「だんだん消えていくよりも燃え尽きる方がいい」と書き残してたって話がありますけど、映画みながらその言葉を思い出してしまうような世界観でした。
ナゾナゾばっかり出す怪人って、前にジム・キャリーがやってたよね?と思いながら見ました。
ジム・キャリー版は「マスク」のようなコメディ要素があったはずなんですけど、今回のリドラーと同じキャラとは思えない。
異常者以外の何者でもない、超ヤバイやつです。
それが石田さんにぴったりと言うのも失礼ですが、さすが彰様、もう・・・ぴったりでしたよ(*´-`)
正直、もっとリドラーに喋って欲しかったです。
いやぁ・・・、最高でしたぁ。
こちらの予告は櫻井さんだけ喋ってまして、リドラーは吹替られていない、ポール・ダノの声です。
youtu.be
そして石田彰さんの吹替が入ってる予告です。
youtu.be
どちらの予告もリドラーが「ブルースウェイン」と語りかけ、彼の笑い声で予告は終了しますが。
石田さん、不気味さ際立ちすぎ。
「私の前には本当のお前がいる」って何度聞いてもゾクゾクします。
これ・・・、ポール・ダノより石田さんの方が上回ってますよね?
石田さんの演技、ハリウッドスターに負けない!と、彰様信者の私は確信してます!