VOICARIONⅦ 女王がいた客室 @シアタークリエ

2021年10月9日
シアタークリエで行われたヴォイサリオン 「女王がいた客室」を見てきました。
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ヴォイサリオンシリーズを見るのは二度目です。

今年に入って大阪で見た「孔明最後の一夜」が初。
生演奏でセットも大掛かりですし、朗読劇とはいえ、声優さんたちもしっかりと衣裳を纏い、とにかく贅沢な舞台という印象でした。

藤沢文翁さんの脚本が素晴らしくて、「孔明最後の一夜」ではその世界に入り込んで泣けました。


今回の「女王がいた客室」、初見を楽しもうとネタバレはもちろん、設定すら目にいれずに観劇しました。

予想外にヘビーな設定でしたが、何度も再演になるだけある、見ごたえのある朗読劇でした。

見に行ったのは諏訪部順一さん&中村悠一さん出演の回。
この日のチケットは早々にソールドアウトしていましたよ。
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チケット取れて本当にラッキーでした~(*´∀`)♪

中村悠一さんを生で見るのは初めてで超楽しみにしてたのですが、
いやぁ、、めちゃめちゃかっこ良い・・・*(*´-`)

諏訪部さんも中村さんも、ノーブルな衣裳をバシッと着こなしてて、大人の男性の色気が隠しきれず溢れ出まくってて、酔いそうでした、気絶しなくて良かったです。

特に、諏訪部アレックスが皇太后陛下の前でピアノを弾くシーンと中村マイカがダンスを教えるシーン。

貴族として振る舞ううちに、徐々に覚醒していくような場面は、鬼気迫るというか、本当にすごい迫力でした。
アレックスとマイカの苦しみが流れ込んでくるようで、見ていて胸が苦しかった(>_<)

イカのエレオノーラに対する振る舞いは、まるで皇女に接する青年貴族そのもの。
さっきまでのヤサグレ執事の面影は微塵もなくなり、そこに狂気すら感じました。
中村さんのお芝居、怖いくらい素敵でした。


そして竹下景子さんの陛下役は本当にピッタリすぎでした。

竹下さんだけは全公演出演されていて、他のキャストは日替りなのにと不思議に感じてましたが、納得です。
存在が皇太后様でなければ舞台が成り立たない。

気高く、美しく、上品で、高潔で、かしずかずにはいられない存在でなければ。
だからこその配役なんだなと。

声優沼に落ちてから、ずっと声優さんって凄いなぁと思って追いかけてますが、今回の舞台をみて女優さんの凄さを改めて感じました。

何も発せずとも、いるだけであの説得力。

「綺麗だな。
俺たちの皇太后陛下は。」

このセリフが深く響いたのは、竹下景子さんが陛下だからですね。


舞台をみて幸せな気分になれるって、本当に最高な時間の過ごし方です。
良い時間を過ごせました。


もう1公演くらい、頑張って見に行けば良かったかなぁ。
今回は総勢12名の超豪華男性声優さんが出演されました。
基本的に男性声優さん好きですし、どの組も魅力充分すぎるほどですが、もう1公演見れたならば朴璐美さん&緒方恵美さんの回が見たかったなぁ。

絶対カッコ良かったと思います!!(*´-`)

シアタークリエの前の宝塚劇場に負けず劣らずな男ぶりだったに違いない。

見に行った公演のキャスト写真が上がってました(*´ー`*)